赤ちゃん・子どもとの死別によるグリーフ
大切な人を亡くした後、私たちは強いショックを受け、様々な感情やからだの反応を体験します。これらの反応、プロセスは専門用語で死別後の「グリーフ(=日本語では悲嘆)」と呼ばれています。
大切な我が子をなくした親の多くが、これまでに経験したことのない深い悲しみや怒り、自分や他者を責める気持ち、周囲から取り残されたような孤独感、不安など様々な感情を体験します。
今までにない自分の状態に戸惑い、これから一体どうなるのだろうか、この苦しみが楽になる時がくるのだろうか、という不安・疑問は、多くの人が抱えているもので、決してあなた1人が感じている特殊・異常なものではありません。
ここでは、「死別後のグリーフとはどのようなものなのか」、「小さな赤ちゃんや子どもを失った当事者のグリーフとはどのようなものなのか」を理解し、苦しい感情や死別後の様々な課題に向き合うために必要な知識・情報が得られるようなWEBサイトを紹介しています。
<苦しい感情とどう向き合っていくか>
*感情の意味
悲しみは、大切なものを失ったときに生じる感情。怒りは、自分にとって何か問題が生じていることを教えてくれる感情。
どちらも、わたしたちにとって、つらいけれども、大切な感情です。
どんな感情をもっても、おかしくないのです。
私たちにとってかけがえのない大切なものを失ったのだから。
*グリーフのプロセス
悲しみ、グリーフの形は、ゆっくり時間をかけながら、少しずつ変化していきます。
今はそうは思えないかもしれませんが、「この苦しみがずっと同じ状態で続くわけではない、少しずつ楽になる時がくるのだ」と信じてみてください。
どんな感情を感じても、そんな自分を否定しないであげてください。悲しみや怒りを感じる自分を、ありのままの自分を、そのまま受け止めて、いたわってあげてください。
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